アルカトラズ島の6人の囚人伝説

アルカトラズ島は、カリフォルニア州サンフランシスコ湾に位置する島で、かつては連邦刑務所として使用されていた島だ。

現在では観光地として人気が高い一方で、数々の心霊現象がある有名な心霊スポットとしても知られている。

1850年代から最初は軍事基地として使用され、後に連邦刑務所として1934年に設立されていた。

刑務所時代のアルカトラズは、アメリカで最も凶悪な犯罪者を収監するための厳重な監獄として知られていた。

ここに収容された囚人には、アル・カポネやロバート・ストラウド(アルカトラズの鳥人)といった悪名高い人物が含まれている。

今回はアルカトラズ島に監獄されていた6人の囚人とは?について紹介したいと思う。

目次

アルカトラズ島の歴史

南北戦争の前後から、島は軍事基地だけではなく監獄として役割を果たすようになった。

地下の留置場に、島内や周囲の砦から送られた脱走兵、窃盗犯、酔っ払いなどが収容されたのだ。

1861年、アルカトラズ島は太平洋省の軍事刑務所として正式に指定された。

南北戦争中には、反逆罪で捕らえられた南部連合派のカリフォルニア市民もここに収監された。

収容者は増加し、1863年ころロウアー・プリズン と呼ばれる刑務所棟が建てられ19世紀末ころまで平均100人を収容していた。

収容されていた有名な囚人とは?

アルカトラズ島に収容されていた囚人は、何十万人といるがその中でも有名な囚人が6人いる。

6人の囚人について紹介していこうと思う。

アル・カポネ

名前アルフォンス・ガブリエル・カポネ
死没日1947年1月25日(48歳没)
別名スカーギャング
国籍アメリカ
職業ギャング・家具販売業者(自称)
  • 概要
    アルカトラズで最も有名な囚人の一人であるアル・カポネは、アメリカの禁酒法時代にシカゴで犯罪帝国を築いたギャングのボス。彼は脱税で逮捕され、1934年にアルカトラズに送られた。
    カポネは、アルカトラズでの厳しい規則に従わなければならず、ここでは他の囚人たちと同じ扱いを受けた。
    彼は体調を崩し、梅毒の影響で次第に健康を害していき、精神的にも衰弱していく姿が見えたという。

ロバート・ストラウド

名前ロバート・フランクリン・ストラウド 
死没日1963年11月21日(73歳没)
別名バードマン・オブ・アルカトラズ
国籍アメリカ ワシントン州
職業セールスマン・鳥類学者
  • 概要
    ロバート・ストラウドは、「アルカトラズの鳥人(The Birdman of Alcatraz)」として知られる有名な囚人。
    ロバートは複数の殺人で逮捕され、アルカトラズに送られる前にカンザス州の刑務所で鳥類学者として知られるようになった。
    アルカトラズに収監されてからは鳥の研究を続けることが禁止されていたが、彼の知識と学術的な功績は非常に高く評価されている。
    彼の物語は後に映画化され、彼の名をさらに有名にしました。

マシンガン・ケリー

名前ジョージ・ケリー・バーンズ
死没日 1954年7月18日(59歳没)
別名マシンガン・ケリー
国籍アメリカ テネシー州
職業密造酒作り
  • 概要
    ジョージ・ケリーは、プロのギャングであり、銀行強盗や誘拐を行っていたことで知られている。
    特に、富豪チャールズ・アーシュを誘拐した事件で有名。
    彼は「マシンガン・ケリー」というあだ名を持っている。
    アルカトラズでは、ケリーは規律を守る模範囚人としての評判を得たが、彼の冷酷な犯罪歴と凶暴性が広まり世間では長く恐れらていた。

アルヴィン・カーピス

名前アルヴィン・フランシス・カーピス
死没日1979年8月26日(72歳没)
別名レイ
国籍カナダ モントリオール
職業ギャング
  • 概要
    バーカー・カーピスギャングのリーダーとして、銀行強盗や誘拐を行い、FBIの最重要指名手配者として知られている。
    「クリーピー・カーピス」というあだ名で知られ、FBIの長官J・エドガー・フーバーが彼を逮捕したことも有名。
    アルカトラズに15年以上収監されていた最長記録を持つ囚人であり、脱獄のチャンスを何度も伺っていたとも言われている極悪非道な囚人だ。
    死去日まで脱獄のことを考えていたという記録も残っている。

ミッキー・コーエン

名前マイアー・ハリス・コーエン
死没日1976年7月29日(63歳没)
別名ミッキー・コーエン
国籍アメリカ ニューヨーク
職業ギャング
  • 概要
    ミッキー・コーエンは、ロサンゼルスを拠点としたギャングで、1940年代から50年代にかけてアメリカの犯罪シーンで名を馳せた。
    彼は脱税で逮捕され、アルカトラズに送られることになる。
    彼の派手なライフスタイルと暴力的な手口から、マスコミや大衆に注目され、彼の刑務所生活もかなり話題になった。
    彼はアルカトラズで何度か攻撃を受けたと言われている。

フランク・モリス

名前フランク・リー・モリス
死没日消息不明
別名モリス
国籍アメリカ ワシントン州
職業麻薬の密売人
  • 概要
    モリスは、幼い頃から里親に育てられる。13歳の頃に犯罪に手を染め、10代の後半に麻薬所持や強盗の罪などで逮捕される。
    IQは133だったと言われている。
    フランク・モリスとジョンクラレンス・アンゲリン兄弟は、1962年にアルカトラズから脱獄を試みた囚人だ。
    彼らはスプーンなどで独房の壁を掘り、手作りのゴムボートで脱走した。
    脱走は史上最も有名なアルカトラズの脱獄事件となったが、彼らが生き延びたかどうかは謎のままだ。
    死んだのか、それとも逃げ延びたのか、未だに議論が続いているという。

6人の有名人たちは、アルカトラズ島に収監されていたことで知られており、その多くが映画や書籍、ドキュメンタリーなどで取り上げられている。

彼らの犯罪とアルカトラズでの生活は、今でも多くの人々の興味を引いているので探してみてはいかがだろうか。

アルカトラズ島の心霊現象

刑務所時代のアルカトラズ島では、逃亡不可能な監獄として恐れられ、厳しい環境の中で多くの囚人が苦しみながら過ごしたという。

ここでいくつかの心霊現象を紹介しよう。

  • 監視塔や廊下での幽霊目撃
    アルカトラズの監視塔や廊下では、囚人たちや看守の霊が目撃されているとされている。
    特に、脱獄を試みて失敗し、銃撃された囚人の霊が現れるという話が多く、彼らの未練が残っていると信じられている。

    誰もいないはずの廊下や監視塔で人影が目撃されることがあり、また、重い足音が聞こえることも。
  • エリオット・ネルソンと囚人の霊
    「アルカトラズの鳥人」として知られるロバート・ストラウドは、この刑務所で多くの年月を過ごした。
    彼の幽霊がまだ島に残っているという噂がある。
    また、ギャングのアル・カポネもアルカトラズに収監されていましたが、彼の霊もたびたび目撃されるとされている。
  • 心霊現象
    彼らがかつて収監されていた独房周辺では幽霊の姿を見たという報告が多く、突然ドアが開いたり閉まったりすることも。
  • 不気味な音や囚人の叫び声
    アルカトラズでは、無数の音や声が説明のつかない形で聞こえることがよくある。
    これらは、過去の囚人たちが苦しんでいたときの残響だと言われている。
  • 心霊現象
    廃墟となった独房や廊下を歩いていると、遠くから囚人の泣き叫ぶ声や叩きつける音が聞こえると言われている。

心霊スポットとしての評判は?

アルカトラズ島は、アメリカでも特に心霊現象が多く報告される場所の一つ。

その歴史と厳しい環境が、霊的な活動を引き起こしていると信じられているのだ。

観光客の中には、実際に不気味な体験をした人もおり、幽霊ハンターや心霊現象に興味のある人々にとってアルカトラズは必見のスポットだという。

過去の囚人たちの苦しみと絶望が今もこの島に深く刻まれていて、その霊たちが未だに安らぐことなく彷徨っているという伝説は、訪れる人々に強い恐怖を与え続けている。

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