イギリスにあるセッジリー洞窟は、普通の洞窟ではない。
ここでは、かなりの人々が命を落としている場所である。
そんな洞窟の中では何が起こるのか…どんな心霊現象が起きるのか…?
今回は、セッジリー洞窟とは?イギリスの呪われた洞窟に潜む亡霊の正体に迫る!について紹介しよう。
セッジリー洞窟の歴史とは?
セッジリー洞窟は、イギリス・ウエスト・ミッドランズ州ダドリー近郊にある人工洞窟。
元々は石灰岩の採掘が目的で作られた洞窟なのだ。
以下に詳しい歴史を紹介しよう。
形成
古代~中世にかけて、手掘りで形成されたセッジリー洞窟は数百年かけて今の形になった。
鉱業や隠れ家として使用されてきた過去があり、危ない取引をする場所で使われることもしばしばあったという。
主に、中世では強盗の隠れ家や逃亡者が一時避難する場所でもあった。

手掘りだから落石が心配だけどそれ以上に居心地がよかったのかもしれないワン!
産業革命と炭鉱
18世紀~19世紀にかけて、探鉱採掘の拠点として活用!
洞窟内部では、労働者が石灰岩や石灰を掘削していたと言われている。
そして、酸素が薄く作業員が倒れるほどの劣悪な環境での作業だったため、事故や事件が多発していた。
全て手作業で掘っていたため、崩落事故が起き多くの労働者が生き埋めになったのだ。



助からなかった人も多くいて救助出来なくてそのままだったらしい。
第二次世界大戦中の防空壕
1940年代にドイツ軍の空襲(ブリッツ)から逃れるために、住民が避難所として使用していた記録がある。
数百人がここで生活していたが、空気が悪く病気や栄養失調で亡くなる人も多かった…。
第二次世界大戦で地下に爆弾を仕掛けられ、爆発したことにより多くの命が奪われたとも言われている。



地下にいた人達はみんなどんな思いだったんだろう…



戦争は嫌だよね…
廃墟化と心霊スポット
20世紀からは、産業が衰退してしまったため、洞窟は管理されないままになってしまう。
地元では「不気味な場所」や「多くの死者が彷徨う洞窟」として恐れられている。
そして現在は、一部が観光地として訪れるところはあるが、立ち入り禁止区域が多いので注意して訪れよう!



地元民が恐れている立ち入り禁止区域は絶対行かないで欲しいワン…
セッジリー洞窟で起こる心霊現象とは?
セッジリー洞窟の心霊現象はかなり頻繁に起きている。
その中でも有名な心霊現象を紹介しようと思う!
炭鉱労働者の幽霊
鉱山ヘルメットをかぶった作業員の幽霊が目撃されている。
その作業員は、ピッケルを持っているというのだ。
ピッケルの音が聞こえる人がいるのだが、その音がしたところを見ても誰もいないという…
過去に崩落事故の影響もあり「助けてくれ…!」や「ここから出してくれ!」などの声も聞こえるという。



生き埋めにされた人数は何人くらいだったんだろう…
第二次世界大戦の亡霊
防空壕としてとして使われていた時代の、住民の霊が彷徨っていると言われている。
子供の笑い声や泣き声、女の人のうめき声などが聞こえてくるという。
通路側で白い影と遭遇することもあると言われている。



白い影はどんな時に現れるのか見たいワン!



ゴーストは怖くないんだな…
息が苦しくなる現象が起きる
現在の洞窟内は酸素が薄くなることはないのだが、急に息苦しくなってしまうという現象が多々起きている。
息が詰まってしまった感覚を体験した人は
- 空気が薄くなる
- 喉が締め付けられる
- 気が遠くなる感覚がする
と口をそろえて言うという。
ここは昔、この地で亡くなった人々の苦しみが残っていると言われている。
心霊体験談
このセッジリー洞窟に訪れた人が体験した、心霊体験談がある。
今回は、以下に3名の体験談を紹介する。
- 炭鉱夫の影
夜に洞窟に訪れたときに、奥の方でランプを持った人がいることに気づいたんだ。
でも次に見たときにはもういなかった…。
ゆらゆら揺れながらランプを持っている姿は、炭鉱時代の幽霊が亡くなったことに気づかずに働いているように見えたよ。
- 少女の声
友人と探検中に誰もいない暗闇から「ママ…どこ?」という可愛い声が聞こえてきたんだ。
「家族と離れたのかな?」と思って近寄ったんだけどすぐ消えちゃったんだよね…
あまりの怖さにすぐ逃げたんだけど、今でもその声が忘れられない。
- 何かに引っ張られる
洞窟内を歩いていた時に、足首を誰かに捕まれたみたいな感覚があった。
振り返ったけど誰もいなくて、足首を見たらくっきり跡がついていたんだ。
未だにその跡は消えない。



実際にこんな体験したらすぐ逃げだしちゃうよ…
体験談みたいな体験をしてみたい方は、セッジリー洞窟に訪れてみたらどうだろうか?
注意点
セッジリー洞窟に行くには、以下の注意点が必要になる。
- 夜間の探索は非常に危険!
- 崩落のリスクと心霊現象があるため
- 内部には立ち入り禁止区域が多いので無断で侵入しないこと
- 警察を呼ばれる可能性があるので絶対に入らない
- 不気味な現象が起きても決して挑発しない
- 敬意をもって何もしないでおくのがベスト
セッジリー洞窟は、ただの歴史遺産だけではなく、過去の亡霊が今も彷徨う場所。
あなたはこの洞窟に足を踏み入れる覚悟はある…?
いかがだっただろうか
今回は、セッジリー洞窟とは?イギリスの呪われた洞窟に潜む亡霊の正体に迫る!について紹介した。
セッジリー洞窟は、鉱山事故や戦時中の悲劇を背負い、今も幽霊が目撃される心霊スポットになっている。
子供の声や異常現象…この洞窟の呪いは決して過去のものではないのかもしれない。
もし訪れるなら、軽い気持ちで踏み込まないように…。
それでは次回のお話で会おう。