女性の皆さんは「結婚」というと、どんなものを持って行きたくなる?
お金、先代から引き継いだ花嫁道具、鏡台…色んな物があると思う。
昔の海外では「骨董品」を花嫁に送る風習があった。
この骨董品が、後に事件を引き起こしてしまう…。
今回は、実在する呪われた骨董品!バサーノの花嫁の銀の花瓶の真実とは!?について紹介しよう。
バサーノの花嫁の銀の花瓶の歴史
バサーノの花嫁の銀の花瓶は、15世紀のイタリアで作られた銀製の花瓶だ。
この花瓶は、北イタリアのバサーノ・デノ・グラッパという町で作られた。
熟練の銀細職人が手掛けた非常に美しい工芸品であり、結婚祝いの贈り物とされていたという。

花瓶を送るなんてイタリアらしいね!
だが、この花瓶が原因で不可解な事件が起きてしまう…
最初の犠牲者
バサーノの花嫁の銀の花瓶は、とある若い花嫁に送られるために注文を受けた。
無事に挙式前に納品され、花嫁も大変喜んだというのだ。
しかし、挙式前日に原因不明のまま花嫁が急死してしまう事件が発生!
花嫁の死因はわからないままだったが、何者かの毒殺、心臓発作が疑われたが体内に毒も見つからなければ、心臓も丈夫だったという。
この不吉な出来事が、花瓶に「呪い」がかかった最初だと言われている。



結婚式楽しみにしていたんだろうな…
所有者の死亡
花嫁の死後、この花瓶を所有した人々が次々と謎の死を遂げたのだという。
最初は花嫁の家族が引き継いだが、短期間のうちに家族が亡くなってしまったのだ。
次々と身内が亡くなってしまうことに怖くなった家族は、花瓶を封印してしまう。
その後は、バサーノ地方の貴族や富豪の元へ転々としたが富豪たちも亡くなってしまったため、花瓶は「呪物」として扱われるようになった。
花瓶の封印と再発見
この花瓶は長期間地下に隠されていたが、1988年にある庭で発見されたという。
花瓶の中には「この花瓶は死と呪いをもたらす」と一言書いたメモが隠されていた。
このメモを無視した発見者は、花瓶をオークションに出品してしまう…!



買った人は今どうなってるんだワン!?
現在の被害者たち
1988年以降、花瓶を購入した人々にも不幸が続いた。
- 薬剤師:花瓶を購入後3か月で謎の死
- 外科医:2ヶ月後に謎の死を遂げる
- 古美術商人:花瓶を購入後の2日後に病死
購入した3人の死が明るみになり「花瓶は本当に呪われているのではないか。」と噂されるようになったという。
花瓶を最後に手にした所有者は「次は自分の番なのではないか?」と恐ろしくなり、花瓶を警察に引き渡した。
イタリア警察はこの花瓶を鉛箱に密封し、極秘の場所へ埋めたのだという。
そのため、現在の花瓶の所在は不明なんだとか…。



今はどこにあるかわからないのが怖いところだよね…
いかがだっただろうか
今回は、実在する呪われた骨董品!バサーノの花嫁の銀の花瓶の真実とは!?について紹介した。
バサーノの花嫁の銀の花瓶は、元々花嫁へ送るお祝いの品。
その花瓶がいつの間にか、呪いの花瓶となっていろんな人々を呪ってしまう武器になってしまった…。
現在は、イタリアのどこかに埋まっていて、どこに埋まっているかはイタリア警察のみ知っているんだとか。
どこかで掘り起こされて、悪用されないことを祈る。
今回は短めになってしまったが、また次のお話も見てほしい。